算命学の占い方
人間の本能
人間にはある種の本能が存在することは、何となく感覚的にでもご理解いただけるかと思いますが、実際に算命学では人間の本能とは何か、全く見ることも出来ず、計ることも出来ないものにも着目しています。
本能を精神状態・心のあり方を考慮するのではなく、動物的な感覚で掴み取るとよく解ると思います。
動物的な感覚で人間の本能を捉えますと次のようになります。
① 攻撃本能
生きるために食料を確保する本能。
② 守備本能
獲物を獲ってきて、子供たち、家族に与えたり、住みかを守ったり、 引いてはわが身を守る本能。
③ 習得本能
攻撃や守備の行為は無意識に発揮されることがあっても、その行為 や手法は、自分の周囲の人達から学びとっていきます。
④ 伝達本能
自分達が学び取ったものは、自分なりに工夫したり、子供たちや周囲 の人達に、その質を伝えていくことでしょう。
以上のように、人間には「四大本能」といわれるものが存在しています。
これらの本能が揃っていれば、この世に生存していくことが可能なのです。
しかし、人間は、四大本能のどれかに片寄ることなくバランスよくコントロールしていくことも必要になってきます。
そこで「四大本能」の中心にあって全ての働きを適度にコントロールする本能が考えられました。
⑤ 引力本能
「四大本能」の中心にあって全ての働きを適度にコントロールする存在。 人間の本能に置き換えた場合は、「魅力の本能」と表現したほうがわかりやすいでしょう。

上図(五分類総合図)を基にして、様々な意味合いの存在が区分けしていくことができます。
また、ご自分でもこれらのどの分野に秀でて、どの分野に欠点があるかを読取ったり、或いは周囲の人との関係はどのようになっているのかを判断することができます。
例えば、親を目上の存在とし、北方に配置し、他には上司・先輩・先祖・先生・師匠等を同様に配置していきます。
十干と十二支
算命学では、十干という今後の占いの基本となる記号を使用していきます。
【十干】符号は空間を現わす符号として使用しています。
空間には天上の空間世界と、地上の空間世界がありますが、 十干はその両方を現わす符合となっています。

【十二支】符号は時間を現わす符号として誕生いたしました。
時間の本質とは何であるか、それを真剣に問い詰めていき、やがて時間の本質とは、
空間の存在があり空間の間に生まれるものと捉えていったのです。
そこで時間というものを現わす符号を考え付いたのが、現在でも日常生活に使用されている「十二支」なのです。

算命学の運命の捉え方 占い方 星の見方
人はこの世に生まれた時、空間と時間接点である生年月日を与えられます。
その人の生年月日から、干支暦「陰占」を算出し、そこから一定の算出法に従って、人体星図「陽占」を作成し、
5つの十大主星【頭(北)、左手(東)、腹(南)、胸(中央)、右手(西)】と3つの十二大従星【左肩、左足、右足】を算出し、さらに天中殺と守護神を算出していきます。すなわち、その人の宿命である「陰占・陽占・天中殺・守護神」を算出していきます。
算命学ではこれらの星を見て、個人の運格、本質や性格、体質、家系の流れ(六親法)、家族との関係、才能や適職、恋愛・結婚・人間関係等の運勢を読み取っていくのです。
また、後天運といわれる「大運」や「年運」、「大運天中殺」等を算出することによって、人生の流れや人生の使命・役割等を掴むことができます。
では実際に命式を作ってみましょう。

命式の作成の仕方
この人の日干は戊になります。
日干:戊から①年干:己をみますと石門星となり、陽占の①北に石門星を配置させます。
日干:戊から②月干:戊をみますと貫索星となり、陽占の②南に貫索星を配置させます。
日干:戊から④年支の蔵干:壬をみますと禄存星となり、陽占の④東に禄存星を配置させます。
日干:戊からCの日支:戌をみますと天庫星となり、陽占のcに天庫星を配置させます。
こういった仕組みで、命式を完成させていくのです。

完成された命式を人の体に当てはめます。
※人体星図は、自分と向かい合っている図になります。

十大主星と十二大従星の場所(方向)における意味合い

> 十大主星と十二大従星の意味解釈はこちら
上記のような意味がありますので、同じ十大主星・十二大従星が算出されたとしても、
場所(方向)によって意味合いが異なってきます。

十大主星
貫索星・・・・木性の気の陽 守備本能 個人行動
頑固にマイペースを守るタイプ
頑固、 自我心、 独立心、 自立心、 マイペース、ワンマンなどの要素が強く出ます。

北方
- 自立心に富んだ親として見ています。
- ある意味で世の中に融和のできない人物となる。
- 親の恩恵を受けづらい人です。
- 使用人には不向きな性格です。
東方
- 兄弟同士は我慢しあい、お互いにバラバラに成長していきます。
- 友人とは何故か融和しない性格です。
南方
- 自立心が強い子供なので、 親と意見が合わない。
- 部下 目下とも意見が合わない。
- 自己主張の強い部下になります。
- 何かにつけて反旗を翻すように見えてしまいます。
中央
- 独立独歩の人生を歩みやすい。
- 自我心が強く融通がききません。
- 自分で決めたことを、 自分で曲げることに苦労する。
- 一つの決まり事をさせるのには宜しいのですが、 人との和を大事にする仕事には向きません。
西方
- 非常に頑固な配偶者に縁があります。
- 男性・・・・妻が貫索星 現在職業についていなくても職業婦人になる。
- 女性・・・・マイペースな生き方をする夫。
長女だと跡取り息子と結婚する。
サラリーマンだと絶えず他に目的を求める。
石門星・・・・木の気の陰 守備本能 集団行動
仲間作りのうまい社交家
和合性、 強調性、 社交性、 政治力、 説得力などの要素が強く出ます。

北方
- 親が事業家か自由人であることを示します。
- 自分と上司との意見が非常に合いやすい。
- 上司に引き立てられやすい。
- 時として上の人から生意気な評価を受けることがある。 部下には協調性がある。
東方
- 同僚との意見は良く合う。
- 兄弟同志の和も得てる人。
- 自分と同僚が意見の合うのは良いが、 同僚が上司と意見の合わないのに巻き込まれることがある。
- 部下に慕われるが自分の人生を左右されやすい。
南方
- 子供縁がうすい 子供が出来づらい 子供を頼りにできない。
- 子供一人なら良いが二人三人いると子供同志争いを起こしやすくなる。
- 部下たちも自分の仕事を一人に任せれば良いが何人にも任せると争いが起こりやすくなる。
中央
- 共同事業が適職となる。
- 他人と一緒に事業をすることは上手です。
- 家族一緒の個人経営は家族全員を自分のワクの中に入れてしまいがち。
一人でも反対者が出るとものすごく反発してしまう。 - 性格は非常にやさしいが、 事業上自信に欠けるところがある。
西方
- 配偶者に苦労をかけさせられる。
- 男性・・・・自分と家庭より、他人との和を考える妻を得やすい。
女性・・・・他人との和を第一に考え、家庭をかえりみない夫を選びやすい。
鳳閣星・・・・火性の気の陽 伝達本能 集団行動
生涯食べるものに困らない自由人
遊び、のんびり、自然体、 通厚、 素直、おしゃべり、健康、 子どもといった要素が強く出ます。

北方
- 親から非常に可愛がられる。
- 教養のある親と認識します。
- 親としての役目を果たせる人である。
東方
- 兄弟同志非常に仲が良い。
- 同僚友人は良い人に恵まれやすい。
- 悪友が寄ってこない質があります。
南方
- 子供の仲が良い 素直な子 自主性に欠ける子供です。
- 親の困ったときには頼りになる子です。
- 親離れが出来にくい。
- 目下には大らかな態度をとります。
中央
- 性格がのんびりしています。
- 人からやれと言われないと動かない面があります。
- 自分が気に入ると頼まれなくても動きます。
- わがまま 好き嫌いの感情が先に出てしまいます。
西方
非常に穏やかに相手を見つける 無理をしないで自然に任せていると相手がやってきます。
男性・・・・おだやかな妻、ルーズな妻 気が向かないと何もしない妻になります。
女性・・・・家庭的な夫 仕事関係では認められない夫になります。
仕事の転機の時、 自分の方針のなかなか定まらない夫です。
調舒星・・・・火性の気の陰 伝達本能 個人行動
才能に恵まれるか、 ひとクセあるタイプ
反発 反抗心、孤独、 完全、 空想、 感受性、ロマン、 反骨精神、 芸術性といった要素が強く出ます。

北方
- 親の恩恵を受けにくい人です。
- 親が子を頼ることが出来なくなります。
- 親が精神的な悩みを持つ時に生まれた子(夫婦がしっかりしていない時)である。
東方
- 兄弟縁がうすくなります。
- 同僚との交際範囲が狭い 特定少数の深い交際範囲となる。
- 兄弟が何人いても頼れないし頼ろうともしない人です。
南方
- 子供が生まれると夫婦間を裂くようになります。
- 子供中心で夫婦の意見が合わなくなります。
- 子供が成人して家を離れれば、 元の状態に戻ります。
- 男の子の場合が強く、 女の子の場合はさほどでもない。
- 子供が病弱とか欠陥のある子の場合は、その限りではありません。
- 自分の意見が部下に左右されやすいといえます。
中央
- 性格が非常にデリケートです。 時にはきつくなります。
- 自意識過剰な人となりやすい。
- 第三者の理解を越える 心の中を理解しにくいので、周囲からの理解が得られにくい。
- 本人は反骨精神を強く持ち、 自己中心的といわれるケースが多くなります。
西方
- 結婚は早い方が良い 遅いと不満のある結婚となります。
- 男性・・・・妻が夫をリードする型 家庭的であるが思いやりがなくなります。
女性・・・・家庭的な夫だが、 家庭内でおちつきのない夫になります。
禄存星・・・・土性の気の陽 引力本能 個人行動
自己顕示欲の強いタイプ
愛情、奉仕、 回転財、 自己顕示欲、 義理人情、 次式といった要素が強く出ます。

北方
- 非常に財産家な親である。
- 運の上昇期に生まれた子である。
- 親の先祖が大きな財産家であった子である。
- 思いやりのある親です。
- 親が人にだまされやすいといえます。
- 本人も金に安定感がないタイプです。
東方
- 非常に頼りがいのある兄弟です。
- 本人が男女に関係なく、 女の姉妹が頼りになります。
- 同僚は自己本位になりやすい。
- 他人には優しく接していきます。
南方
- 自分一代で財を成します。 但し子供が出来てからです。 子供がないとその限りではありません。
- 財に対して安定感があります。
- 親・子・孫と順当に家系を作っていきます。
- 上司に尽すタイプの部下を持ちます。
中央
- 一家の中心になりやすい。
- 本人中心に物事が動いていきます。
- 人も良い面があります。
- 自分が気に入らないことにはそっぽを向きます。 自分中心を当たり前と考えます。
西方
- 非常に良い型 (配偶者)になります。
- 人から頼りにされやすい。
- 男性・・・・妻として家庭を任せることが出来きます。 優しく可愛らしい娘を妻とします。
- 女性・・・・夫は優しく奉仕的です。仕事も良くやるが他人に頼りにされやすいので浮気をしや
すくなります。経済的に無駄遣いが出来る男性に嫁ぎます。
司禄星・・・・土性の気の陰 引力本能 集団行動
まじめなマイホーム型
家庭、蓄積、華傭、堅実、温厚、 まじめ、蓄財、 保守的といった要素が強く出ます。

北方
- 非常に実直な親に育てられます。
- 神経質な親になりやすい。
- 親の財はすんなり受け継ぐ事ができます。
- 上司も真面目な人です。
- 上司の指示もすんなり入ります。
東方
- 裕福な家庭に生まれると兄弟縁がうすく、 貧しい家庭に生まれると兄弟縁が厚くなります。
- 兄弟縁がうすいと財産で争いが起こりやすい。
- 同僚とは一流会社だと競い合い、 三流会社だと助け合います。
南方
- 子供が出来てから固執するようになる。
- 子供は女の子の方が頼りになります。
- 子供本位の人生になりやすい。
- 部下は実直でまじめな部下を望みます。
- 経済に固執する部下が多くなります。
中央
- 人生を堅実・ 実直に渡ります。 地味なタイプと見られがちです。
- 性格的には生真面目で、 コツコツと頑張るタイプです。
- 家庭生活もきまじめで、 神経質になりやすい。
- 石橋をたたいて渡る人生を歩みます。
西方
- 平凡でおとなしい配偶者に恵まれます。
- まじめすぎて伴侶としては、 つまらない人と言えます。
- 男性・・・・夫が妻を家庭にしばりつけたがります。
女性・・・・糟糖の妻(※)となりやすい きまじめな夫 カタブツ
(※)糟糖の妻(そうこうのつま)
酒槽や米糠のような粗末な食事をともにして、苦労を重ねて夫を助け、家庭を守り、 連れ添ってきた妻のこと
車騎星・・・・金性の気の陽 攻撃本能 個人行動
のんびりできない働き者
攻撃、 前進力、短期、 スピード、 行動力、 正直者、 直情型、働き者といった要素が強く出ます。

北方
- 苦労をしてきた親といえます。
- 経済中心 物質オンリーの親といえます。
- 親自身がドライな人生を歩くことを強いられています。
- 上司として部下に対する思いやりに欠けます。
東方
- 兄弟は非常に仲良く行き、助け合います。
- 兄弟同志は競い合って伸びていくが、 成人後助け合うことはあり得ません。
- 同僚のうけは良く、 自分のことより同僚に対して良くしすぎる所がある。
南方
- 親思いの子供です。
- 一本気な生真面目な子供で親中心に動こうとします。
- 部下はがむしゃらな生き方をするタイプです。
- 他人の迷惑を考えない部下といえます。
中央
- 非常にせわしない性格です。
- 働くこと動くことが生きがいになります。
- 他人が怠けていると許せない人生になりやすい。
- 人生にきまじめさが残るが、 会社のトップにはなれないタイプです。
西方
- 働き者の配偶者になります。
- 男性・・・・ 働き者の妻を持ちます。 欠点の許せない妻 情緒のない妻になります。 夫の心の動
きをつかみづらい妻です。
女性・・・・夫が一に仕事、 二に仕事と心の休まる時はない。野暮ったい感じの人と縁があります。
牽牛星・・・・金性の気の陰 攻撃本能 集団行動
プライドの高いエリートタイプ
名誉、責任感、自尊心、 潔癖、地位、 神経質、 小心者、 優越感といった要素が強く出ます。

北方
- 人生をコツコツ渡ってきた親です。
- 曲がったことの嫌いな親です。
- 自尊心の強い、 プライドの高い親になりやすい。
- 上司としては良いが近づきがたい上司となります。
東方
- 躾のきびしく育った兄弟です。
- 同僚友人は、生真面目な人が多くなります。
- 友人から頼られやすく、 本人も断わりにくい性格です。
南方
- きまじめに育ち、 キビキビした子供になります。
- 子供自身は、子供さに欠けるところがあります。
- 男女に関係なく、 二・四・六のように偶数生まれの子が頼りになります。
- 部下運は、他人を押しのけても生きる部下が多くなります。
中央
- 長男の役割をするようになります。 天貴星、 天庫星があれば、 長男の役割を全うするようになりま
す。 - 女性なら長男やむ跡取りの男性のところへ嫁ぐようになります。
- きまじめで几帳面 二歩前進一歩後退と人生が控え目になる傾向があります。
- 他人から見るとある時はのんびり、 ある時は行動的になります。
西方
- 家庭運は良好です。
- きなじめな配偶者と縁があります。
- プライドが強いところがあるため、 内面より外面を重んじます。
男性・・・・気位の高い妻です。 家庭では体裁が主で内容が乏しい生活です。必要不必要を自分中心
に考えていきます。
女性・・・・夫のかっこ良さの犠牲になりやすい。 夫は妻の心を理解しようとしないタイプです。
龍高星・・・・水性の気の陽 習得本能 集団行動
国際的センスのある放浪者
創造と破壊、離別、 放浪、 改革、 忍耐、 知識欲、 同化するといった要素が強く出ます。

北方
- 親縁がうすくなります。
- 親が頼りにならなくなります。
- 自分自身が親元を離れやすくなります。 また、 離れないと病弱になりやすい。
- 上司運は宜しくありません。 上司は頼りにできない。 反対に上司から馬鹿にされる時もあります。
東方
- 兄弟は頼りになりません。 本人も頼ろうとしなくなります。
- 兄弟と付き合いがうすくなります。 自分だけのけ者になる傾向にあります。
- 自分の周りに頭の良い友人が集まります。
南方
- 子供縁がうすい。
- 子供を頼りにすることが出来なくなります。
- 情緒不安定な子供です。
- 本人より頭の良い部下がきやすくなります。
中央
- 家にいると職業が定まらなくなります。
- 成人後早めに定職を見つけることです。
- 善悪 良否を直感で決めようとする人です。 直観力が非常に鋭いタイプです。
- 物の考え方がとびとびになる傾向がある。
- 第三者の意見に左右されなません。 人の言うことは、聞くことは聞きます。
- 職業に定着性がなく、 仕事場も部署が変わればよいが、 変化がないと続かなくなります。
- 物事にこだわりがない性格です。
西方
- 配偶者運は良くありません。 配偶者に裏切られやすい。
- 釣り合いが取れない結婚になりやすい。
- 男性・・・・夫の意見に関係なく家のことを自分で決め、 事後報告となる。
女性・・・・家庭に落着けない夫になります。 夫は夫、妻は妻と割り切った夫になりますが、 本人も
それを望みます。
玉堂星・・・・水性の気の陰 習得本能 個人行動
環境の変化に弱い常識人
知性的、批判力、観察力、伝統、知恵、 学問、 母性、口うるさいといった要素が強く出ます。

北方
- 母が父のために苦労してきた時生まれていることを意味します。
- 母がしっかりしている。
- 父と母の相性が良くない時に生まれた人である。
- 上司は良い上司だが、 上司の枠から出られなくなりやすい。
東方
- 兄弟思いの間柄となります。
- 兄弟の生活に干渉しやすくなります。
- おせっかいな友人を持ちやすい。
- どんな母親でも、母親として認めます。
南方
- 子供の中から自分の跡継ぎを探すのに苦労します。
- 女の子ばかりになる傾向です。
- 子供はみんな良い子で智恵の発達した子供です。 親を負かすような子供になります。
- 部下は頼りになる人に恵まれます。
中央
- 親の意見に左右されやすい人生行程になりやすい。
- 自分の意見が理屈っぽくなりやすい。
- 自分で自分の苦労を買って出るところがあります。
- 物事を考えすぎてマイナスになる面があります。
西方
- やさしい配偶者に恵まれます。
- 一方的な母性愛的感情をおしつけられる。
- 結婚は穏やかになりやすい。
男性・・・・年上女房または年上女房的 年上の女性を好きになりやすい。
きつい性格の女性・ 頼りがいのある女性を妻としやすい。
女性・・・・年齢差の離れた結婚 (六歳以上) 年下の男性との結婚 (一歳でも可)になりやすい。
十二大従星
★十二大従星の場所①

左肩に出る十二大従星は、初年期の「心のあり方」を意味しています。
(初年期とは、年齢的には18才~20才以下ですが、目安としては、社会人になる前の段階です。)
天報星 | 親の影響が強すぎるため、親離れのできない子供になります。 |
天印星 | 万人向きで平均的な子供になります。あまり特色のない子供時代です。 |
天貴星 | 素直な性格を持つ子。素直な子供になります。 言われたことは、そのままスムーズに記憶していきます。 |
天恍星 | 大人びた子供。ある意味生意気な子供になります。 色気づくのが早く、おませな子供と言えます。 成長の早い子供です。 |
天南星 | 活力が旺盛な子供です。動き回って、じっとしていられません。 常に体を動かせて発散させることが大切です。 |
天禄星 | 運気は強いのですが、陰気に子供になりやすい。 何となく子供の頃に、人を小ばかにするようなところがあります。 |
天将星 | 極端に強い子と、極端に弱い子に分かれます。 全般的に、女の子は強く、男の子は病弱になりやすく精神的にも弱くなりやすい。 中間がないのです。 |
天堂星 | 若年寄といわれる傾向があります。引込思案で、自負心、自尊心が強くなります。 未来に対して、被害妄想になりやすく心情を持ちます。 |
天胡星 | 非常に感受性の強い子供になります。 小さいときは病弱になりがちです。芸術性・精神性に優れています。 |
天極星 | 要領のよい子になります。自己を持たないので、あっちこっちにフラフラしやすくなります。 素直でお人良しですから、人には好かれます。 体は丈夫ではありません。 |
天庫星 | 特権意識・自尊心が強くなります。そのため、努力を惜しまない子供になります。 |
天馳星 | 動き回るため、怪我をしやすくなります。 天極星と同じで、親の恩恵が受けられなくなる運勢の持ち主です。 |
★十二大従星の場所②

左足に出る十二大従星は、中年期の「心のあり方」を意味しています。
(中年期とは、年齢的には20才~60才くらいですが、目安としては、社会に出たころから社会人を引退する頃までの時代です。人生の半分を支配する重大な星と言えます。)
天報星 | 30~40歳代で急変する変転変化の星です。 龍巻運といわれ、運気が舞い上がると、どこかでストンと落とされます。 身強の星(天将星・天禄星・天南星)があると緩和されます。 |
天印星 | 表面的には意志が強そうに見えますが、人の意見に動かされやすいのです。 配偶者や家族の意見に反発しているようで、きちんと聞いて従うところがあります。 |
天貴星 | 変転変化の少ない人生です。 真面目で努力家ですので、安定した人生を歩もうと心がけます。 |
天恍星 | あれもやりたい、これもやりたい。と夢が多すぎるようになります。 40才・50才になっても青少年の心ですから、欲求がどんどん広がっていきます。 |
天南星 | 中身は善人なのですが、自分は悪人だぞ。と悪ぶってしまうところがあります。 活力がありすぎるため、無鉄砲になりがちです。女性の場合は、結婚まじかで、男性をじらしてしまうところがあります。 |
天禄星 | 非常に常識的な人になります。破天荒な考えを持ちません。 その時代、その時代の社会における常識的な生き方を選択して行きます。 |
天将星 | 一か八か、伸るか反るかの人生です。まともな人生を心がけると陰転します。 困難に出くわしたり、人生の窮地に対して、開き直ることで成功していきます。 |
天堂星 | 人を諭します。あまり知識がなくても諭そうとします。 相手かまわず、自分が年長者のような態度をとってしまうのです。 |
天胡星 | 人生の途中で乱れやすくなります。 若いときは真面目でも、30~40才くらいで、異性に狂うとか、ギャンブルに狂うとかです。 悪い人は善人に、まじめで善人だった人は悪い方へと一変しやすくなります。 |
天極星 | 男性の場合は、今まで営々と続けてきたものや職業を変えてしまいます。 女性の場合は、家庭が大きく変化しやすくなります。子供がいない場合は、あまり影響がありません。 |
天庫星 | 中年期にあると損得抜きで、一生懸命働きます。 逆に奉仕をしなくては運勢が保てません。奉仕の人生になります。そこで墓守ということにも繋がります。 |
天馳星 | 男性女性ともに、運勢の谷間になります。 天極星と同じで、家庭の大きな変化があるのが特色です。 |
★十二大従星の場所③

右足に出る十二大従星は、晩年期の「心のあり方」を意味しています。
(晩年期とは、年齢的には60才以上頃になりますが、目安としては、社会人を引退する頃より後の時代です。)
天報星 | 内側の家庭と外側の社会的な面でシーソーゲームになります。つまり、家庭が成功すれば仕事がダメで、 仕事が成功すれば家庭がダメになることを意味します。 |
天印星 | 人徳のあるお年寄りになります。天印星は場所を問わず養子的になります。 夫婦間でも、強がりを言ってたとしても、天印星でない配偶者のペースにはまってしまいます。 |
天貴星 | 男女問わず、配偶者の力に頼ってしまいます。 しっかりした、配偶者に恵まれると言えますが、男性はヒモ的になるのを注意しなくてはなりません。 |
天恍星 | 晩年に愛人が出来たりと、狂うことがあります。 年をとっても若さが残りますので、男女共に非常に若く見えるのです。 恋愛に偏ると、徹底して恋愛に偏りますので、要注意の晩年期です。 |
天南星 | 良くも悪くも、最後は自分が権力者になる星です。 恐れない若々しい気を保ちますので、すべて自分のペースで進めようとしていきます。 |
天禄星 | 他人がどんなに困っても、自分の家族・身内だけを守ろうとします。 そのため、他者への奉仕の精神がなくなります。 端からみると薄情に見えたりします。 |
天将星 | 配偶者離れをすれば、成功していきます。 これは、離婚ではなく、男女関係なく、心の中の自己確立になります。 晩年期にこの星があると、配偶者と張り合うようになりますが、そこからの精神確立が必要なのです。 |
天堂星 | 晩年期にあると一番良い星です。 人間的にまろやかさが出てきます。 常識的な人徳を備えたような人になります。 |
天胡星 | 自分よりも下の人が、自分に対して非常に良くしてくれます。 目下から助けられるようになります。 |
天極星 | 子供運が宜しいのですが、配偶者運が悪くなります。 配偶者との心の交流や心の喜びが保ちにくくなります。 |
天庫星 | 中心的存在となり、奉仕の晩年期になります。 人に対して世話をしていくことで、交流が広がっていきます。 ガッチリとした地盤を築いた晩年を過ごしていきます。 |
天馳星 | 孤独になりやすくなります。非常に孤独感に陥ることになります。 子供との交流もかなり少なくなりがちです。 自身の動きは、かなり活発になります。 |
天中殺について
「天中殺」という言葉は、元々は算命学から出てきたものですが、これが現在、主軸となっている文字になります。 総称する場合の天中殺は、まずその文字が違うのです。これは「天沖殺」と書きます。
世の中で「天中殺」といわれている文字のものは、天沖殺の大ブロックの中の、天中殺の中の西方天中殺のことなのであります。
すなわち、結果が天中殺になるということなのです。
天中殺という名称は、正式になったのは唐の時代になります。
天中殺は、今から約四千年位前の頃に、『殷』という国、創設者の王様が『成湯•湯王』(せいとう・とうおう)といいます。
この時代に、十干と十二支を使った『干支歴』が完成します。
一番最初に作成された暦は、一年に4日ほどのずれがありましたが、ほとんど狂いのない暦は、二十三代目の王様の時代になります。
当時の暦の作成は、「東西南北」を考え、この交点に「中」があるという「五基点」を考えつきました。
そして、当時の人たちには、天と地という発想が常にあり、「地上に五基点ならば天にも五基点あるのでは?」と考え、天と地を合わせて十の基点を決めたのです。
「十干」(甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸)といわれる文字の出発点です。

次に、これを立体にして考えたのです。しかし、ここから当時の人たちは、さらに迷います。
この時代の人々は、天が動いていると思っていたからです。
しかし、だんだんと自然を観察し続け、考えた末に天の動きは一方通行なのだということに気が付きます。
春になり、夏になり、秋になり、そして冬が来ることによって、樹木や草花、山や大地の様子が変わってきます。
この時、天と地を結んでいるのは一体何なのだろう?と考えたのです。
天と地を結ぶものが時間であり、天と地をつないで、太陽がここに来たから何時、ここへ来たなら夕方である。という時間観念を作り上げたのです。
ここに、十干を空間の世界と考え、地上にはもう一つの時間があると考えました。
この時間を表す符号が「十二支」(子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥)になります。
暦を作るために、この十干と十二支を合体させます。
十干は地上に於ける神様達が住んでいる世界と考え、その神様が通過する方向(時間)は十二方向であると考えました。
しかし、神様の宿るところ(空間)は十となり、時間の方が二つ多くなってしまいます。

二つの時は、神様が味方をしない時間では?と考えたのです。これが天中殺の始まりです。
現在でも、十月は「神無月」といい、神様がいない月とされています。
天中殺とは、天(神様)がいないのであって、時間だけはあるのです。
すなわち、天(神様)は味方しないということです。これが、天中殺の基本原則になるのです。
守護神および守護神法について
守護神とは、一言でいって「バランスの神」なのです。
算命学でいう神様とは、決して人物的なものではなくて、自然の法則みたいなものです。
実はこの守護神というのは、個人の人を守るという神様ではなく、ひとつのバランスを保ってくれる、ある種のエネルギーだと考えてください。
守護神は、三段階に分かれています。
守護神と守護霊と指導霊になります。
守護神……バランスの神で、天上界「天の気」です
指導霊……地上界で「地の気」です
守護霊……「人の気」です
守護霊ですが、神様の人助けを「化身の姿」で現れてきます。
例えば、誰かが体調を崩して倒れてしまったとします。その時に見知らぬ人が通りかかり、救急車を呼んでくれて病院に担ぎ込まれたとします。
その倒れた人からしますと、救急車を呼んでくれた人や救急隊員、お医者さんなどは、ある種神様の救いといえます。
人間が助かる時には、神の力がいろいろな形に変えて、私たちに寄って来てくれるわけです。
このような神様の姿を、守護霊といいます。
守護神は、誰かを守るというのではなく、一家全体を守っています。だからバランスの神様なのです。
そして一家の中で中心になる人がいますが、その人を守っているのが守護霊です。
神様の構造として、まず全体を指導する神様がいて、その次に中心人物を守る神様がいて、その次に指導霊がいます。指導霊は、守護神と守護霊をつないでいる調和の神様になります。
通常宿命(陰占)から算出される守護神は、心の中庸(バランス)がとれるかどうか、その人物に助けがあるかどうか、精神は安定する人かどうか、運格の上中下をはかるものとしてみます。
守護神法の種類は、宿命を観る場合は、大きく分類しますと「調候守護神」と「調和守護神」があります。
調候守護神は、日干と月支、すなわち心のバランスを観る手法です。
調和守護神は、命式全体の五行が偏り、調候守護神が取れない場合に是正するためにとる守護神になります。
大運・年運をみる場合は、バランス守護神を主として採用します。人によっては、大運ごとに守護神が変化していきます。
それ以外の守護神として、方位守護神、目的別守護神、十干救道守護神、格法守護神、三神斉美守護神などがありますが、ここでは、これらに触れることは割愛させていただきます。
以上になりますが、ご注意いただきたいことは、
人間の本能、十干・十二支、十大主星・十二大従星、天中殺、守護神、そして、後述致します「数理法」のご紹介をさせていただきましたが、これらの見方が全てではございません。
掲載されている内容だけで、決して振り回されることがないようにしてください。
十大主星や十二大従星の意味する性質は、その方自身の個性であり、星そのものの優劣や運・不運などではありません。
また、生年月日から割り出される宿命や守護神の有る無しについても、その人の運・不運の優劣はありません。
算命学は、これらの導き出された星の配置(陽占法)や十干十二支だけで診る星の配置(陰占法)、
そして未来から到来する星との相関関係により、どのような運命が生じやすいかを判断していきます。
もちろん、起こりやすい運命がその通りになるとは限りません。
例えば、「今年あなたは結婚できる運があります。」という鑑定結果が出たとしても、
本人がその気になれなかったり、敢えて避けたりすると結婚できるはずもありません。
本人がどのような意志や気持ちの持ち方で、人生の道を選んだかによって、その人の運命が変わってくるのです。
算命学では、生年月日から割り出される宿命(人生での役割、夢、才能、適職等)をどのように生かしていけば、
より良い運命に繋がっていくかを説いていく学問として位置づけられています。
数理法
算命学には、数理法という宿命の干支の干を全て使用して点数を出す方法があります。
この数理法よって算出される数値により、人物の特徴や無意識に選択する人生、
自分に備わっている天の力やこの世で自分が発揮できる力、また、人生で消化させるべきものなどが分かります。
ですから、この数理法で表される数値を見ることによって、
「出会」、「恋愛」、「結婚」に関する感情なども分かってくるのです。
1.「出会」とは
12点満点で「出会」の数値が高ければ高いほど、異性と出会った時の感情が強くなります。
ですから、数値が高ければ高いほど、初めて出会った異性に対して一目惚れしやすくなります。
逆に数値が低くなればなるほど、異性を好きになるのには、長い時間が必要なるということです。
2.「恋愛」とは
12点満点で「恋愛」の数値が高ければ高いほど、恋愛感情が強いといえます。
ですから、数値が高ければ高いほど、恋人と連絡を取りたがり、また、ノボせた感情になります。
逆に数値が低ければ低いほど、恋愛感情には乏しく、冷静な交際をしてゆくことになります。
3.「結婚」とは
12点満点で「結婚」の数値が高ければ高いほど、結婚に対する意識が強くなります。
ですから、数値が高ければ高いほど、結婚への結論が早くなります。
逆に数値が低ければ低いほど、結婚願望が低いタイプになります。
◆「出会」「恋愛」「結婚」の判定基準
この数理法で相性を見る場合は、数値の差を3点以内に留めておくことが理想的といえます。
もし、数値の差が6点以上離れていますと、なかなかまとまりにくいということになります。
4.「実力」とは
本人の実力のことになります。
12点満点で「実力」の数値が高ければ高いほど、本人の社会参加力が強いということを表しています。
この数値の高い人は、仕事をするときや物事を進めるときには、何事も自分でやってしまおうとする傾向が強くなります。
いわゆる「自分でやったほうが早い」と考えるタイプの人になります。
逆に数値の低い人は、仕事をするときや物事を進めるときには、他人任せになる傾向が出やすくなり、
「自分でやるよりも他の人と一緒にやったほうが良い」と考えるタイプの人になります。
5.「評価」とは
社会的な評価のことになります。
12点満点で「評価」の数値が高ければ高いほど、社会からの評価の得られやすい人であることを表しています。
これは、本人の力量には関係なく、数値の高い人は、世の中から評価が得られやすく、
数値の低い人は、世の中からの評価が得られにくいという傾向が出てきます。
◆「実力」「評価」の判定基準
実力>評価
実力に評価が追いつかない傾向がありますので、世の中に対する不平や不満の気持ちを持ちやすくなるかもしれません。
実力=評価
実力に見合った評価を得られますので、人生の満足度が高くなります。
実力<評価
実力以上に評価されてしまうので、常にプレッシャーのかけられた負担の大きい人生になる傾向があります。
数字の大小よりも実力と評価のバランスの方が大切になります。
実力と評価の差が±3点以内に収まっているのが、理想的な状態といえます。
差が ±4 ~±5 点までは、普通に感じられますが、
もし、実力と評価の差の開きが±6点を超えてくると苦しみを感じるレベルになってきます。